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待望のレーザー砕石装置の導入

~安全でより確実な結石治療が可能に~

泌尿器科

Lumenis® Pulse™120H High Power Holmium Laser System日本人の尿路結石は食生活の欧米化とともに増えており、40年間で約3倍も増加しています。男性の7人に1人、女性は15人に1人が一生に一度は経験するとも言われます。
尿路結石に対する治療法については、日本国内では、fTUL治療が60%、ESWLが40%と内視鏡手術が主流になってきています。これは、内視鏡やレーザー砕石装置の進歩によって、安全でより確実な治療が可能になったという背景があります。
当院では、年間80人の尿管結石の患者さんに、延べ170回のESWL治療を行っています。1-2回で治療終了できる方が約70%、3回以上の治療が必要となる方や、内視鏡手術に移行する方が約30%です。ESWLは手軽ではありますが、治療効果が不確実な面があります。
こうした背景から、今回、当院ではLumenis® Pulse™120H High Power Holmium Laser Systemを導入しました。これは国内最高レベルの出力(120W)とパルスレート(80Hz)のホルミウム・ヤグレーザーで、従来の装置に比べ、尿路結石の破砕効率が優れ、短時間で粉状に破砕することも可能になっています。
実際に治療する際には、結石の大きさと位置、嵌頓期間、レントゲン透過性、全身状態・合併症などを泌尿器科専門医が総合的に判断し、より適切な治療を提案・お勧めします。お困りの際は、ぜひ当院泌尿器科へご相談ください。

泌尿器科 主任診察部長 渡辺 淳一

  • 尿路結石の治療法
ESWL
対外衝撃波腎尿管結石破砕術
fTUL
経尿道的腎尿管結石レーザー砕石術
方法 レントゲン装置で体外から衝撃波を結石にぶつけ、体内で結石を細かく破砕します。 麻酔下に尿道→膀胱→尿管内に軟性内視鏡を挿入し、直視下にレーザーを照射して発生させた衝撃波を結石にぶつけ破砕します。
入院期間(原則) 1泊2日 4~5日間
麻酔 不要(座薬程度) 全身/腰椎麻酔
長所 手軽・低侵襲 確実・すべての結石に対応
短所 不確実・効果が弱い
X線陰性や尿管固着結石不可
麻酔必要・やや侵襲あり
尿管ステント留置要

※特殊な治療法は省略しています。
※結石が5㎜未満と小さければ、運動・飲水・内服薬にて自然排石を促進する保存的治療を選択します。

1. ガイドワイヤー設置
ガイドワイヤーを腎まで挿入→硬性尿管鏡にて拡張を兼ねた観察を行う。

ガイドワイヤー設置

2. 尿管シース&軟性鏡挿入
尿管シースをガイドワイヤー下に挿入→ガイドワイヤーを抜去する→軟性尿管鏡を挿入。

尿管シース&軟性鏡挿入

3. 結石破砕
腎・上部尿管結石の場合、呼吸性移動を観察後にレーザーショットする。良好な視野を保つため、灌流量を常に調整する。

結石破砕

4. 結石回収
バスケットにて破砕片を回収→尿管シースを利用して完全回収を目指す。

結石回収

5. 尿管ステント留置
尿管ステントを破砕片の量や粘膜損傷の程度に応じて、1日から2週間程度留置。

尿管ステント留置