当院の新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ
重要なお知らせ
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による入院診療の延期について(令和4年8月9日)
令和4年8月9日
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による
入院診療の延期について
長崎みなとメディカルセンター 院長 門田 淳一
今般の新型コロナウイルス感染症の第7波の影響を受け、当院においても新型コロナウイルスに関連した医療従事者の休業等が発生しており、さらに重点医療機関として専用病床を最大数確保していることから、一般病床を大幅に縮小せざるを得ない状況になっております。
そのため、患者さんやご家族の皆様には、予定の入院や手術等の延期をお願いする場合があり、多大なるご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
皆様が安心してご来院いただけるよう、引き続き感染拡大防止及び診療体制の維持に努めてまいりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の急拡大による長崎医療圏の医療の非常事態について(令和4年1月19日)
令和4年1月19日
新型コロナウイルス感染症の急拡大による
長崎医療圏の医療の非常事態について
長崎大学病院 病院長 中尾 一彦
長崎みなとメディカルセンター 院長 門田 淳一
日本赤十字社 長崎原爆病院 院長 谷口 英樹
済生会長崎病院 院長 衛藤 正雄
新型コロナウイルス感染症の変異株・オミクロン株による第6波によって、県内の感染状況が急速に拡大しております。すでに長崎市内の医療機関においては、コロナ病床確保のために一般病床を縮小するなど 通常の診療に支障が出ており、予定の入院や手術の延期が余儀なくされています。また、沖縄県の状況をみても、これまでの株よりも感染力が高いオミクロン株によって医療従事者の間でも感染が広がる可能性が高く、人手不足による診療制限も強く懸念されています。
まさに今、昨年1月の第3波、4月の第4波の時に続いて、本県において3度目の医療崩壊の危機が間近に迫っている と言えます。
新型コロナウイルス感染症患者の急増
新型コロナウイルス感染者がこれまでにないスピードで急増 しております。ここ数日連続して160人以上の患者が発生しており、直近1週間では1,000人を超える勢い です。重症の患者はまだ出ていないものの、このまま感染者が増えれば一定数重症化する患者も発生し、その中には死亡する患者も出てくると思われます。現に、中等症の患者は増えてきており、コロナ診療を主に担当している長崎市内の4病院(長崎大学病院、長崎みなとメディカルセンター、長崎原爆病院、済生会長崎病院)においても、多くの一般病床を縮小し、看護師、医師のマンパワーをコロナ診療に注力せざるをえない状態になっております。このことから、重症、緊急など命に関わる疾患を優先的に治療し、治療を待機できる場合は、入院の延期をお願いする事態も起こっています。
市民の皆さまへ
長崎医療圏においては、現在、医療崩壊の危機が間近に迫った危険な状況にあります。市民の皆さまにおかれましては、三密回避、エアロゾル感染対策としてこまめな換気と不織布マスクの適切な着用、入念な手洗いや手指消毒など基本的な感染防御対策の徹底 を改めてお願いいたします。それらの対策に加えて、接種券が届いたいた方は、速やかに3回目のワクチンを接種していただき、重症化及び及び発症リスクの低減に努めていただきますようお願いいたします。
皆さまの適切な行動が、長崎医療圏の医療体制の維持に繋がり、救わなければならない命を救うことにもなります。何卒ご協力よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の急拡大による長崎医療圏の医療の非常事態について(令和3年4月30日)
令和3年4月30日
新型コロナウイルス感染症の急拡大による
長崎医療圏の医療の非常事態について
長崎大学病院 病院長 中尾 一彦 長崎みなとメディカルセンター 院長 門田 淳一 日本赤十字社 長崎原爆病院 院長 谷口 英樹 済生会長崎病院 院長 衛藤 正雄
新型コロナウイルス感染症の第4波による感染が急速に拡大しております。このまま患者が増え続けると、感染症治療のみならず、感染症治療以外の医療が甚大な影響を受けることが想定されす。すでに長崎市内の医療機関において通常の診療に支障が出ており、予定の入院や手術の延期が余儀なくされています。すなわち、医療全体が崩壊しかねない非常事態を迎えています。
新型コロナウイルス感染症患者の急増
重症を含む新型コロナウイルス感染者が急増しております。この数日だけでも、連日、20人以上の患者が発生し、重症の患者も以前より多く発生 しております。長崎医療圏の確保病床数140床のうち約50%が埋まり、多くの患者が宿泊療養施設にも入っておられます。コロナ診療を主に担当している長崎市内の4病院(長崎大学病院、長崎みなとメディカルセンター、長崎原爆病院、済生会長崎病院)においても、多くの一般病床を縮小し、看護師、医師のマンパワーをコロナ診療に注力 せざるをえない状態になっております。このことから、重症、緊急など命に関わる疾患を優先的に治療し、治療を待機できる場合は、入院の延期をお願いする事態も起こっています。
市民の皆さまへ
長崎医療圏では、第3波以来の危険な状況にあります。三密回避、マスク着用、手指消毒などの感染防御対策はもちろんですが、特にゴールデンウイーク中の不要不急の外出・会食を可能な限り自粛いただき、感染の機会を減らしていただく よう、お願いいたします。皆さまの慎重な行動が、長崎医療圏の医療体制の維持に繋がり、救わなければならない命を救うことにもなります。何卒ご協力よろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症の急拡大による長崎医療圏の医療の非常事態について(令和3年1月1日)
令和3年1月7日
新型コロナウイルス感染症の急拡大による
長崎医療圏の医療の非常事態について
長崎大学病院 病院長 中尾 一彦 長崎みなとメディカルセンター 院長 門田 淳一 日本赤十字社 長崎原爆病院 院長 谷口 英樹 済生会長崎病院 院長 衛藤 正雄
新型コロナウイルス感染症の第3波による感染拡大が止まらず、感染症治療のみならず、感染症治療以外の医療が甚大な影響を受けています。すでに長崎市内の医療機関においても救急患者の受け入れに支障が出ており、予定の入院や手術の延期が余儀なくされています。すなわち、医療全体が崩壊しかねない非常事態を迎えています 。
新型コロナウイルス感染症の診療のため縮小している一般病床について
重症を含む新型コロナウイルス感染者の急増を受け、コロナ診療を担当している長崎市内の4病院(長崎大学病院、長崎みなとメディカルセンター、長崎原爆病院、済生会長崎病院)で約400床の一般病床を縮小し、看護師、医師のマンパワーをコロナ診療に注力しています。この数は、1つの病院の病床を使用できない状況に相当します。
このことから、重症、緊急など命に関わる疾患を優先的に治療し、治療を待機できる場合は、入院の延期をお願いする事態も起こっています。
救急医療体制について
長崎市内の二次救急医療を担う20医療機関のうち、3つの病院で院内感染が発生していることから、現在残りの医療機関で連携し、二次救急医療を支えています。しかし、そのうちコロナ診療も担う長崎みなとメディカルセンター、長崎原爆病院、済生会長崎病院の3つの病院では、上述のとおり、一般病床数を縮小しているため、救急入院の受け入れが厳しい状況に陥っています。また、これに伴い、他の救急協力医療機関でも満床に近い状況になっています。このままの感染拡大が続くと、救急受け入れができなくなり、脳卒中・心臓病などの救急医療が停止するような危機的状況になることも想定されます。
市民の皆さまへ
上記のとおり、長崎医療圏では今まさに医療崩壊が始まっています。三密回避、マスク着用、手指消毒などの感染防御対策はもちろんですが、不要不急の外出・会食を可能な限り自粛いただき、感染の機会を減らしていただくよう、お願いいたします。皆さまの慎重な行動が、長崎医療圏の医療体制の維持に繋がり、救わなければならない命を救うことにもなります。何卒ご協力よろしくお願いいたします。
長崎医療圏の医療体制を守るため、これ以上の感染拡大を防ぐことが、医療スタッフにとって最も励みになります。
これまで以上に感染防止対策を徹底いただきますよう何卒よろしくお願いします。
長崎みなとメディカルセンター 院長 門田 淳一
「COVID-19クラスターを超えて」長崎市立病院機構理事長 片峰 茂(令和2年10月16日)
令和2年10月16日
COVID-19クラスターを越えて
長崎市立病院機構理事長 片峰 茂
2020 年度上半期(4‐9月)は、長崎みなとメディカルセンターにとって新型コロナウイルス(COVID-19)という見えざる脅威に向き合い続けた6 か月間でした。感染症指定医療機関として、4月末のクルーズ船外国人船員患者を手始めに、病院をあげて地域のCOVID-19 感染患者を順次受け入れ治療にあたりましたが、その最中の7月、思いもかけぬ病院内感染クラスターを引き起こしてしまいました。その結果、全ての診療をストップせざるをえず、診療完全再開までに1 か月余りの期間を要してしまいました。患者様ならびに市民の皆さまには、多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを、改めてお詫び申し上げます。
診療再開にあたっては県内外の権威で構成される第三者評価委員会に当院の感染予防体制を評価いただき、万全を期していたはずの予防体制にいくつかの改善点を指摘されました。それを機に、新たにグーグルフォームによる毎日の全職員の体温・健康チェックや全入院患者の事前PCR 検査実施などの ウイルスを「いれない」対策を徹底するとともに、職員への感染予防教育を強化しマスク着用、手洗い、手指消毒を日々チェックして ウイルスを「ひろげない」対策に万全を期すなど、最高レベルの感染予防体制を誇る病院へと進化を遂げることができたものと考えています。
職員たちも、日々の診療や生活の中で、不安に苛まれ、突然ふりかかった不条理に唇を噛むこともあったようですが、皆よくがんばりました。そして、この非日常的体験から多くのことを学んでくれたと思います。必ずや今後の診療や業務に活きるはずです。
嬉しかったことは、この間、多くの市民の皆さまから、書状・メールや横断幕で激励のメッセージを頂き、さらに差し入れ、支援寄付金等の形での心のこもったご支援を頂いたことです。皆様の善意が、困難の中に在った職員たちの心に特別に強く響き、明日への勇気につながったことを、感謝をこめてお伝えしたいと思います。
長崎みなとメディカルセンターは、今後も、地域のCOVID-19 診療拠点として、長崎市民の生命と健康を守る砦として、ご期待に応えるべく精進する所存です。市民の皆様のますますのご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。
来院者の皆さまへのお知らせ
当院で実施している感染対策について
ウイルスを「入れない」対策
1. 入館される皆様の体温チェック実施
正面玄関にサーモグラフィーを設置し、入館される皆様の体温チェックを実施しております。検温時に37.5度以上の方には、診察室や待合室の変更等をご案内しております。
2. 職員の健康チェック
感染流行状況に応じて、職員の体温や体調管理を行い、健康状態を確認しております。
ウイルスを「ひろげない」対策
1. 職員への感染予防対策教育の強化
個人防護具の着脱方法などの感染予防対策について、確実に実践できるよう、感染症や院内感染対策等を専門とする医療従事者が、少人数のグループで、直接実技を確認し、訓練・指導を行っております。
感染対策に関する教育動画を全ての職員が視聴し、感染対策への理解を深めるよう努めております。
2. 手指消毒や共用物品の消毒の強化
こまめな手指消毒、共有物品の消毒を心がけ、環境衛生に努めております。
3. 通常診療エリアと新型コロナウイルス感染症診療エリアのゾーニング(区分け)実施
新型コロナウイルス感染症疑いの方の受け入れについては、通常診療の方が利用する正面玄関とは異なる入口から入館いただき、診察室は独立した陰圧室(室内の空気が外部に漏れないよう、外部より気圧を低くしてある部屋)にて診察いたします。また、スタッフは個人防護具を付け、感染対策を徹底して診察にあたります。
新型コロナウイルスの感染者の方が入院される際の受け入れ体制については、受け入れ病棟を1つの専用病棟に限定し、治療を行う間は陰圧室に入室いただいております。また、専用病棟の出入口ではレッドゾーン(感染者の区域)とグリーンゾーン(清潔区域)の境目を明確に示し、スタッフはレッドゾーンへの出入りの前後で個人防護具の着脱や手指消毒を実施しております。
新型コロナウイルスワクチンについて
新型コロナワクチンの一般接種について
当院は「コロナ患者受入医療機関」として、新型コロナウイルス感染症の患者さんの診療を中心に行っております。また、他院でのワクチン接種後に重症な副反応(アナフィラキシーショック等)が発生した際の対応協力機関としての役割を担っております。そのため、当院ではかかりつけ患者さんや 一般の方へのワクチン接種は行っておりませんので、ご了承ください。
新型コロナワクチンの有効性・安全性
新型コロナワクチンの有効性・安全性に関する情報は、以下のリンク先をご覧ください。
厚生労働省のページへリンクします。
新型コロナワクチンのQ&A
新型コロナワクチンに関する疑問・回答については以下のリンク先をご覧ください。
厚生労働省のページへリンクします。
※現在当院に、「自分はワクチンを接種して大丈夫なのか」とのお問い合わせを多くいただいておりますが、この件に関する質問・回答も上記リンク先に、記載されておりますので、ご覧ください。
長崎県から発信されている新型コロナワクチンに関する情報について
新型コロナワクチンに関する長崎県から発信されている情報については、以下のリンク先をご覧ください。
長崎県のページへリンクします。
新型コロナウイルス感染症関連動画
新型コロナウイルス感染症とは・・・ 説明者 長崎みなとメディカルセンター 院長 門田 淳一 【専門分野】 呼吸器感染症、感染免疫学、びまん性肺疾患
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ECMO ってなんだろう?
説明者
長崎みなとメディカルセンター
臨床工学部 塚野 雅幸
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新型コロナワクチンの効果と副反応について 説明者
長崎みなとメディカルセンター
院長 門田 淳一
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「ALL NAGASAKI 」でコロナ禍を乗り越えようという思いから、「 Nagasaki Green & Blue 」(作曲:大島ミチル、作詞:市原隆靖)を歌いつなぐ、「リレーソングで長崎を元気にしようプロジェクト」に当院も参加しました。
ぜひ、多くの人にこの動画をご覧いただき、いま一度、地域の皆さまと、「 ALL NAGASAKI 」でコロナ禍に立ち向かう気持ちを共有できたらと思います。
下記URLからぜひご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=giP05ilSMjM
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