当院の取り組み
重要なお知らせ
当院の医師の過労死事案について
2014年12月18日に突然亡くなられた長崎市立病院機構(以下、当機構)・長崎みなとメディカルセンター(以下、当院)所属の医師(以下、故A医師と称します)のご遺族との間で、福岡高等裁判所において係争中であった「損害賠償等請求に関する訴訟案件」について、2020年7月10日に和解合意書を締結させていただきましたので、ご報告いたします。
去る2020年4月、理事長、病院長の交代を機にメンバーを一新した理事会において当該案件を精査し、故A医師が当時過労死水準をはるかに超える異常な長時間労働に従事されており、当機構が労務管理を徹底し安全配慮義務を尽くしていれば避けることができた過労死であったと判断するとともに、本事件を職員の働き方や健康・安全管理の抜本的改善につながることこそが、今後の当院の在り方を考えるにあたっての不可欠の原点となると結論いたしました。そして、改めて故A医師のご無念とご遺族の悲しみに正面から向き合うべく、ご遺族の皆様に和解協議の席に着いていただくことをお願いするに至りました。
この度、和解合意を受け入れていただいたご遺族の皆様には心より感謝申し上げます。和解に際しては、故A医師の過労死の原因を作りその後ご遺族に多大な困難を強いることになった当機構の責任者として、深甚なる謝罪を行うとともに、今後二度と過労死という悲劇を繰り返さないために、医師をはじめ全ての職員の働き方を改善し彼らの健康・安全管理を徹底するための改革を断行することを約束させていただきました。謹んでご報告いたします。
以下に、資料として和解合意書ならびに合意内容の下敷きとなった第一審判決(2019年5月27日)の要点を載せさせていただきます。加えて、ご遺族のご要望に従い、和解に際しての故A医師の奥様と妹様のコメントも掲載させていただきます。
2020年7月10日
地方独立行政法人 長崎市立病院機構
理事長 片峰 茂
以下につきましては、匿名にて掲載させていただいております。
本件の内容について
故A医師の奥さまと妹さまのコメント
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長崎みなとメディカルセンター 事務部
TEL:095-822-3251(代表)