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病院紹介

理事長兼院長挨拶

地方独立行政法人長崎市立病院機構
長崎みなとメディカルセンター
理事長 兼 院長 門田 淳一

法人化されて以降、第1期~第3期中期期間の12年が経過しました。平成28年には現在地に新病院が建設され、市民病院と成人病センターが統合して長崎みなとメディカルセンターとして開院し、8年が経過したことになります。第1期~第2期中期期間には、病院の規模と機能が段階的に拡大され、救命救急センター、およびICUやNICU等の集中治療機能をもつ許可病床513床、36診療科を有する地域の中核病院となりました。特に4本柱としての救急医療、急性期・高度急性期医療、小児・周産期医療、感染症や災害医療などの政策医療を担う最後の砦としての機能が整備されました。
令和2年度から始まる第3期中期計画期間に向けてその機能を存分に発揮する体制が整った矢先、新型コロナウイルス感染症の大流行が世界を覆い始め、医療機関にとっては平時の診療から非常事態ともいうべき対応に移行せざるを得ない状況に陥りました。当院にとって令和2年度~5年度にかけての第3期中期計画期間の4年間は、まさに新型コロナウイルス感染症との闘いでもありました。当院は第二種感染症指定医療機関として長崎県下で最も多いコロナ病床を確保してこの未曾有の感染症流行に対応し、令和5年度末までに受け入れた新型コロナ入院患者数は延べ1,300人超に上りました。コロナ診療に量的、質的に注力する一方で、一般病床を縮小せざるを得ない状況が生じましたが、その中でも救命救急センターを有し、急性期・高度急性期医療を提供する機能を有する当院は、他院では対応が困難な救急患者や緊急患者を重点的に受け入れ、一般診療においても地域の中核的役割を果たしてきました。市民の皆様のご理解とご支援、そして地域の医療機関、医師会、行政との連携のおかげで、当院は皆様から頼られる病院としての地位を確立してきたと思います。この期間、職員にとっては身体的にも精神的にも大きな負荷・負担がかかりましたが、その時々の変化に応じ各部署で自律性および自主性をもって対応し、また各部署が協働してこの難局に対峙してきたことは誇らしく胸を張っていい大きな仕事をしたと思います。
当病院機構においては、令和6年度から第4期中期計画期間の4年間が始まります。また病院は、新型コロナウイルス感染症の5類への完全移行に伴い、平時の診療体制となります。一方で、コロナ禍での負担増と生産年齢人口の減少による看護師を中心とした医療従事者の不足が顕在化してきていることに加え、4月より医師の働き方改革の新制度が施行され、医師の時間外労働の上限規制が適用されます。さらに加速度的に進む少子高齢化に伴う疾病構造や医療ニーズの急激な変化、および医療の高度化など、地域医療を取り巻く環境は大きく変容してきています。
「唯一生き残るのは変化できるものである」はチャールズ・ダーウィンの名言ですが、第4期中期計画期間の4年間は、まさに当病院機構がこれらの課題と向き合い、将来にわたって市民の皆様に最大限の救命救急医療、感染症医療、がん医療などの急性期・高度急性期医療を提供できるように、職員の業務改善を進めながら診療の規模や内容をはじめとした医療提供体制の適正化を図り、安定的な病院経営を実現していく必要があると考えます。
今後とも当院は地域に頼られる中核医療機関、また最後の砦として、安心・安全で最善・最良の医療を提供できるよう全職員一丸となって頑張ってまいります。皆様のこれまで以上のご指導、ご協力、ご支援を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。

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