白衣2年目の座談会
実際どうなの!?
理想と現実、
そしてこれからの自分。
入職して2年目の同期3人が
本音で語り合います。
座談会メンバー
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嶋本 莉紗子
しまもと りさこ
長崎市出身。嬉野医療センター附属看護学校卒業。脳神経内科・外科・皮膚科の混合病棟に勤務。みなとメディカルの好きなところは人も空間も雰囲気が明るいこと。
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松野 ゆり
まつの ゆり
長崎市出身。長崎市医師会看護専門学校卒業。整形外科・血液内科・臨床腫瘍科の混合病棟に勤務。休日はできるだけ外に出てリフレッシュ。
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江頭 彩希
えがしら さき
長崎市出身。長崎市医師会看護専門学校卒業。呼吸器内科・感染症内科の混合病棟に勤務。課題はすぐに解決!がモットー。
入職前と後でギャップを感じるところはありますか?
江頭 彩希
私は想像以上に忙しいところかな。なるべく患者さんとコミュニケーションを取るようにしているけど、まだまだ業務をこなすだけで精一杯です。
松野 ゆり
私も実習中は1人の患者さんを1人で担当できたけど、今は先輩とペアで10人以上を診ているから、患者さんに接する時間は、まだ思うように取れていないかもしれません。
江頭 彩希
1年目は先輩と話すだけで緊張していたけど、分からないことはすぐに聞いて解決するようにしていましたね。
嶋本 莉紗子
私も年上の先輩たちとコミュニケーションがとれるか、人間関係の部分で不安があったけど、働き始めたらそんなことはなかったですね。先輩が話しかけてくれるし、思った以上に働きやすい環境だと思いました。
印象に残っている患者さんや出来事はありますか?
松野 ゆり
腎臓に疾患がある高齢の患者さんですね。本来は透析の必要がありましたが、ご本人の体調を考慮して、ご家族も透析は希望されませんでした。何とか車椅子に乗れていたし、座ってお菓子を食べながらおしゃべりもできていたのですが、具合が急変されて。自分にできることを考えながら、最期まで看護しました。忙しさに振り回されそうになるけど、患者さんが何を望んでいるのか、目を向けないといけない。そう実感するきっかけをくださった患者さんでした。
嶋本 莉紗子
私が勤務している脳神経内科には、全介助レベルの患者さんがたくさんいらっしゃいます。コロナ禍も落ち着いた今は面会できるようになったので、コロナ禍では不足していた情報を対話の中から得られるようになったのは、自分にとっては大きな出来事かな。入院前の生活や好きだったことをお聞きして、例えば音楽が好きな患者さんだったら、日中にお部屋で音楽を流してみたり。介入できる幅が広がったと思います。
江頭 彩希
年齢は90歳、全介助が必要な患者さんが印象深いです。最初はゼリーでさえむせてしまったり、酸素値が下がってしまったり食事をとるのが難しかったけど、多職種の方と連携して支えることで状態も回復。「自宅に戻りたい」という患者さんの希望を叶えることができたのは嬉しかったです。
まだ2年目だから、失敗や注意を受けることも、たくさんありますよね。
松野 ゆり
江頭さんはしっかりしているから、失敗はなさそう。
江頭 彩希
いえいえ、そんなことないですよ。厳しく指導されることもあるし、そういうときはメモを取って次はうまくできるように心がけています。先延ばしにすると忘れてしまうから、その場で解決するタイプです。
松野 ゆり
やっぱりしっかりしてる(笑)。私が勤務している病棟には、化学療法を受けられている患者さんがたくさんいらっしゃるのですが、ある日化学療法が中止になった時に、ペアの先輩から「なぜ中止になったか分かる?」と聞かれたことがあります。情報収集が不足していた私は答えられず、先輩から「理解した上で観察しないと十分な情報が取れないし、患者さんのことも診れない」とアドバイスをもらいました。
江頭 彩希
情報収集は大事ですよね。
松野 ゆり
そうですね。2年目の今はカルテの読み方にも随分慣れたから、朝の短い時間や患者さんに関わる前のわずかな時間で確認できるようになりました。それでも分からない時は、ペアを組んでいる先輩に確認します。
嶋本 莉紗子
私も最初の頃は、カルテに何を書いているのか、理解するのが難しかったし時間がかかっていました。新人研修で知識を蓄えて、現場で実践しながら理解していきました。
江頭 彩希
つねに先輩が付いてくれているから心強いですよね。
嶋本 莉紗子
1年目は目の前のことに追われていたけど、今は先輩ともスムーズに連携が取れるようになって、少しずつ時間にも余裕が出てきました。そうするとプラスアルファで患者さんにできることが増えましたね。
みなとメディカルのどんなところが好きですか?
江頭 彩希
私は花火がきれいに見えるところかな(笑)。
松野 ゆり
それは私も同じ! デイルームに集まって、患者さんと一緒に見るのが楽しみです。あとは新人研修が充実しているところ。特に1年目は月1回ペースで開かれるから、すごく勉強になります。一つ一つの技術、心のケア、エンゼルケアまで幅広い分野の研修がありますよね。
嶋本 莉紗子
みなとメディカルは人も空間も雰囲気が明るいですよね。患者さんからも「元気でいいね」って言われることが多いです。
江頭 彩希
確かにそうですね。先輩も私たちのことを気にかけてくれるし、何より急性期は学びの幅が広い!
嶋本 莉紗子
早い時期から急性期の病院で色々な疾患に触れていたら、強みになるはず。例えば、術前術後のケアや、長崎は訪問看護が多いから退院支援に関わる他職種の方々との関りなど、未来につながる学びが充実していると思います。
みなさんが考える「白衣の○○」を教えてください。
江頭 彩希
アルピニストです。近い将来、後輩を指導する立場にもなるので、時には高い山を登るように、目の前に立ちはだかる難問を乗り越えながら学び続けたいです。
松野 ゆり
若い看護師は、患者さんから素直な感情を正直な言葉でぶつけられがちです。傷つくこともあるけど、その方の苦痛や不安が和らぐんだったら、これからもしっかり受け止めたい。だから理想も込めて、やっぱり天使だと思います。
嶋本 莉紗子
私は伴走者です。先輩たちは患者さんの状態や変化を観察するのが得意です。些細なことでも敏感に察知して、歩調を合わせながら痛みや気持ちに寄り添います。私もそんな先輩たちに早く追いつきたいです。
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