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外来のご案内

診療時間
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再診受付機
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休診日
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年末年始(12/29~1/3)
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診療科・部門

心臓血管内科

診療内容

当院の心臓血管内科は、急性心不全や急性心筋梗塞の症例に対して休日や夜間に関わりなく、24時間の緊急受け入れができることが強みです。また、心臓血管外科と定期的にカンファランスを行って連携を取りながら治療方針を決めており、急変時には心臓血管外科医のバックアップがあることも強みの一つです。さらに、救命救急センターと連携をとりながら院外心肺停止の救命を目指しています。今後も院内連携を密にして、多職種のハートチームとして24時間体制を維持し、患者さんにとって最善の治療に当たっていきます。

心臓血管内科イメージ

対象疾患

  • 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
  • 頻脈性不整脈(心房細動、心室頻拍など)
  • 徐脈性不整脈
  • 下肢閉塞性動脈硬化症
  • 重症心不全(虚血性心疾患、心筋炎、弁膜症などによる)
  • 閉塞性動脈硬化症 など
心臓血管内科イメージ

虚血性心疾患

心臓の役割は、血液を全身に循環させるポンプ機能にあります。心臓は心筋という筋肉でできた臓器で、ポンプ機能は心筋が収縮と拡張を繰り返すことで維持され、全身にくまなく血液を送り、酸素や栄養を届けています。冠動脈は心臓の表面を木の枝のように覆っている動脈で、心筋が収縮と拡張といった働きに必要な酸素や栄養分を届けています。この冠動脈が動脈硬化によって狭まったり、つまったりして血液がうまく流れなくなった状態(虚血状態)を「虚血性心疾患」といいます。

ロータブレーターを用いて冠動脈の石灰化病変を削るイメージ図
ロータブレーターを用いて冠動脈の石灰化病変を削るイメージ図
(出典:トーアエイヨー株式会社)

狭心症はこの冠動脈が動脈硬化で狭くなって血液が流れにくくなった状態をいいます。一方、心筋梗塞は冠動脈が完全につまって、そこから先に血液が流れなくなった状態をいいます。このような状態になると、心筋に十分な量の酸素や栄養分が行きわたらず、心筋が働けなくなります。
狭心症に対するカテーテル治療では、通常のバルーンカテーテルやステントを用いる治療だけでは非常に硬い病変にしてうまくいかないことがあります。こうした時はロータブレーターを用います。ロータブレーターで石灰化を削ることで成績がよくなりますが、合併症もあり得ることから取り扱いには注意が必要です。ロータブレーターは一定の基準を満たした施設でしか使えません。当院は日本心血管インターベンション治療学会が定める基準を満たしており、ロータブレーターを扱える県内でも数少ない施設の一つです。
また、急性心筋梗塞や不安定狭心症のカテーテル治療の際、病変部の血栓に対してエキシマレーザー治療を行うことがあります。エキシマレーザーとは308nmの波長のレーザー光で深達度が0.05mmと浅く、熱発生も少ない安全性の高いレーザーです。このレーザーをカテーテルから病変に照査することで、血栓や動脈硬化組織を蒸散させることができます。蒸散により狭窄病変はガス、水分子および赤血球と同程度の微小片に分解されるため末梢で塞栓することなく安全に冠動脈治療を行うことができます。日本では2001年に高度先進医療として認可され、2012年に保険償還されました。当院では2016年から使用しています。心臓の血管ばかりではなく、足の血管治療も行っています。動脈硬化による下肢動脈狭窄のため歩いた時に痛みが起こりますが、狭窄を広げて血流をよくしてあげることで症状が改善することが期待できます。最近では薬剤を塗ったバルーンカテーテルやステントがあり、使い分けることで成績が向上してきました。

ロータブレーターを用いて冠動脈の石灰化病変を削るイメージ図
ロータブレーターを用いて冠動脈の石灰化病変を削るイメージ図
(出典:トーアエイヨー株式会社)

不整脈

心臓血管内科イメージ心室や心房の収縮や拡張は、心臓内を伝わるわずかな電気刺激(興奮)によってしっかりとコントロールされています。不整脈とは、心臓の拍動をコントロールする電気信号の乱れです。不整脈にはその原因や起こり方などによって、細かく分類されますが、心拍の状況をもとに大きく分けると、心拍数が速くなる場合を「頻脈性不整脈」、心拍数が遅くなる場合を「徐脈性不整脈」、心拍数が飛んだり、抜けたりする場合を「期外収縮不整脈」と言います。不整脈を繰り返すと、心臓のポンプ機能が低下します。
徐脈性不整脈には、ペースメーカ治療が広く一般的に行われており、ペースメーカ治療は高齢者が多くなっている現在、年々増加しています。ペースメーカを植え込むことで、電気刺激の発生や電気刺激の通り道が悪い状態であるのを、ペースメーカから発生する電気刺激が補うことで、結果的に徐脈を解消させます。
頻脈性不整脈や期外収縮不整脈に対しては、投薬治療が第一選択として広く行われており、患者さんの不整脈のタイプにより、抗不整脈薬や血液の固まりを溶かす薬等、様々な薬剤を組み合わせて使用します。そのほか、カテーテルアブレーションやICD(植込み型除細動器)治療があります。なお、アブレーション治療については、現在当院では休止しています。

心不全チームについて

心不全とは、心臓のさまざまな病気(心筋梗塞、心筋症、弁膜症など)により、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。
わが国では高齢社会を迎え、総人口の減少にも関わらず、心不全患者数は増加しており、その数は2030年には130万人に達すると推定され、“心不全パンデミック”と言われています。また、長崎県では全国に先駆けて65歳以上の高齢者の割合が多くなっており、社会的孤立に陥るリスクが高い、坂が多いなどの心不全患者さんにとっては不利に働くであろう、特有の問題点があります。
そこで当院では、医師・看護師・心不全療養指導士・理学療法士・薬剤師・管理栄養士・医療ソーシャルワーカー等多職種が一体となった心不全チームを作り、多くの職種が協力し合いながら心不全に対する活動を行っています。

心不全チームの役割

「心不全再入院を予防して、患者さんが自分らしく過ごすことができるようサポートします」

心不全は増悪による再入院を繰り返しますが、服薬や食事、過労といった自己管理不足が増悪要因になることが多くあります。服薬、食事、日々の活動量を適切に管理することで再入院を予防できるよう、患者さん及びご家族へ知識や管理方法についてサポートしていきます。
また、患者さん個々の背景に応じて、社会復帰に必要な就労支援や介護サービスの活用、地域との連携についても支援していきます。
当院では医師をはじめとする多職種スタッフの架け橋となり、患者さんを中心としたチーム医療のキープレイヤーとして心不全療養指導士が在籍しています。

心不全チームの目的

心不全増悪による入退院を繰り返すことで、少しずつ身体機能が低下していきます(※図参照)。身体機能が低下すると、日常生活そのものが体の負担となり、さらに心不全になりやすくなります。そのため、再入院を予防することで生活の質(QOL:Quality Of Life)を維持して、患者さんが自分らしく過ごしていただけるよう、多職種で構成された心不全チームにてサポートしていきます。

心不全ステージ

心不全チームの活動

  • 当院で独自に心臓病のしおりと心臓病手帳を作成しています。冊子を用いて多職種スタッフがそれぞれの専門分野について患者さんに合わせた指導を行います。
  • 週1回、カンファレンスを開催して必要な療養指導内容について話し合います。
  • 当院での心不全療養指導が退院・転院後にも継続できるよう在宅スタッフや施設、転院先への心不全連携シートの作成・送付を行っています。
  • 心臓リハビリが必要な方へは、外来心臓リハビリ(毎週月・水・金曜日)の紹介を行っています。
心臓血管内科イメージ
心臓病手帳
心臓病手帳第2版
心臓病のしおり第5版
心臓病のしおり

診断群分類別入院数

  2020年 2021年
狭心症 344 266
急性心筋梗塞 120 125
うっ血性心不全 186 140
高度房室ブロック 95 83
下肢閉塞性動脈硬化症 57 51

※入院数が多い上位5疾患を表示しています。

心臓血管内科スタッフ
心臓血管内科スタッフ

武野 正義

主任診療部長

卒業年度 平成8年卒業
専門分野 虚血性心疾患、心不全を含めた循環器一般
担当診療科・所属部門 心臓血管内科
資格など
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会認定医
  • 日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会(JMECC)指導者
  • 医学博士
モットー 真に誠実な診療を心がけます。

布廣 龍也

診療部長

卒業年度 平成元年卒業
専門分野 循環器一般、不整脈、心不全、ペースメーカー外来、脂質外来
担当診療科・所属部門 心臓血管内科
資格など
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本心臓病学会心臓病上級臨床医(FJCC)
  • 欧州心臓病学会フェロー(FESC)
  • 日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士
  • 臨床研修指導医
  • 日本医師会認定産業医
  • 長崎大学 医学部臨床教授
モットー “ハンディキャップ”のある方を応援し、“真心が届く”医療を目指します。
論文実績 2022年版 論文実績

楠本 三郎

医長

卒業年度 平成15年卒業
専門分野 循環器一般
担当診療科・所属部門 心臓血管内科
資格など
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会認定医
  • 腹部ステントグラフト指導医
モットー 迅速な診療を心がけています。

井山 慶大

医師

卒業年度 平成25年卒業
専門分野 救急医学、循環器内科学、原子力災害医療
担当診療科・所属部門 心臓血管内科 / 救急科
資格など
  • 日本救急医学会救急科専門医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 臨床研修指導医
  • 医学博士
モットー 患者さん、ご本人のみならず、ご家族にも納得いただける医療を目指します。

馬場 健翔

医師

卒業年度 平成28年卒業
専門分野 循環器一般
担当診療科・所属部門 心臓血管内科
資格など
  • 日本専門医機構認定内科専門医
モットー 生活に寄り添った診療を心がけます。

山元 暢

医師

卒業年度 平成29年卒業
専門分野 循環器内科一般
担当診療科・所属部門 心臓血管内科
資格など  
モットー 気力と体力でカバーします。

熊本 拓

医師

卒業年度 平成30年卒業
専門分野 循環器領域
担当診療科・所属部門 心臓血管内科
資格など  
モットー 早く一人前になれるよう頑張ります。

医療機関の皆様へ

令和4年12月3日(土)は、当科医師の学会出席等の理由により、誠に勝手ながら、緊急症例の受入れについて、お断りさせていただく場合がございますことをお知らせ申し上げます。
医療機関の皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。(2022年11月16日)

Case Report

    1. 【心電図Case Report 】 70代男性 胸痛

PDFをダウンロード

    1. 【心電図Case Report 】 80代女性 胸部絞扼感・嘔吐

PDFをダウンロード

    1. 【心電図Case Report 】 80代男性 腎機能障害

PDFをダウンロード

    1. 胸部症状のない急性心筋梗塞症例

PDFをダウンロード

    1. うっ血性心不全を呈した原発性アルドステロン症の1例

PDFをダウンロード

※2次利用はご遠慮ください。

広報物

2022年8月に発行した医療機関向け広報誌「MINAMOTO」3号にて、下肢閉そく性動脈硬化症に対する血管内治療について紹介しています。以下をクリックすると、紙面をご覧いただけます。

PDFをダウンロード

2022年6月に発行した医療機関向けコラムにて、心不全診療における早期介入の大切さについて紹介しています。以下をクリックすると、紙面をご覧いただけます。

PDFをダウンロード

 
新患 武野正義   武野正義 布廣龍也 武野正義
楠本三郎
【重症下肢虚血】
再診   楠本三郎 井山慶大 馬場健翔 布廣龍也
【ペースメーカー外来】
〔第1第3第5火曜日〕
13:00~
熊本〔第1,第3〕
山元〔第2,第4〕
井山慶大

専門外来のご案内

重症下肢虚血外来 (月曜日:9:00~、担当医:楠本 三郎、要予約

閉塞性動脈硬化症は、足の血管の動脈硬化が進み、血管が細くなったり、つまったりして、十分な血流が保てなくなる病気です。そのため、血液の流れが悪くなり、歩行時に足のしびれ、痛み、冷たさを感じます。さらに進行すると、安静の時にさえ症状が現れることがあります。こうした 閉塞性動脈硬化症による間欠性跛行、足の潰瘍、足の痛みなどご相談ください。
下肢と上肢の血圧比、あるいは皮膚組織灌流圧を測定します。これらは簡便な検査で痛みもほとんどありません。またエコーで下肢動脈を観察する場合はゼリーをつけて行います。これも痛みはありません。場合によってはCTで評価を行いますが、造影剤を使用することもあります。こうした検査を行って適切な治療につなげます。

動脈硬化の進展イメージ
(動脈硬化の進展) ①正常な状態から④へ動脈硬化進むと内腔が狭くなり血流が低下していきます。(出典:トーアエイヨー株式会社)

脂質異常症外来 (木曜日:9:30~10:30、担当医:布廣 龍也)

LDL-C値のコントロールを行うことにより、冠動脈疾患の発症及び再発の予防につなげることを目的としています。

対象者
  • 高コレステロール血症
    血清総コレステロール ≧ 260mg/dL または 血清LDL-コレステロール ≧ 180mg/dL
    ※空腹時・食後を問いません
  • 高トリグリセライド血症
    血清トリグリセライド(中性脂肪)の値が
    空腹時 ≧ 500mg/dL または 食後 ≧ 1,000mg/dL

薬物スタチン製剤などで加療しても脂質値が低下しない方などが対象となります。

これらの患者さんは、診断や治療を必要とする場合があります。一度ご紹介いただければ幸いです。
治療など安定した後、速やかに再紹介いたします。
※医療機関からの紹介・予約をお願いします。
※受診の際は空腹受診をお願いします。

専門外来の受診につきまして、患者総合支援センターにてご予約ください。

TEL:095-822-3251(代表)
受付時間:平日8時45分~16時30分

診療科・部門