診療科・部門
救命救急センター
救命救急センターとは
重篤救急患者の救命医療を行うことを目的に設置された医療機関です。
脳神経外科及び循環器科等の集中治療を主体とし、重症及び複数の診療科領域にわたるすべての重篤な救急患者に対し、高度な救急医療を総合的に24時間体制で提供できる機能を有しています。
当院の救命救急センターについて
当院の救命救急センターは、令和2年2月1日に開設し、長崎医療圏では長崎大学病院高度救命救急センターに続いて2つ目の救命救急センターとなりました。
1次救急(軽症症例)から3次救急(重症症例)まで幅広く診療を行っており、救急科専門医と各診療科医師ならびに集中治療専門医が協力し、循環器疾患や脳血管疾患を中心に、外傷や敗血症などの受け入れを行っています。
また、医学生、研修医、看護学生、若手医師への教育を行っており、将来、救急医療に従事する人材の育成にも努めています。
主な対象疾患
- 意識障害又は昏睡
- 急性呼吸不全又は慢性呼吸不全の急性増悪
- 急性心不全(心筋梗塞を含む)
- 急性薬物中毒
- ショック
- 重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病等)
- 広範囲熱傷
- 大手術を必要とする状態
- 救急蘇生後
- その他外傷、破傷風等で重篤な状態
初療室・救命救急病棟について
救命救急センターの初療室は、処置ベッド6床を備えています。
救命救急病棟は、12床あり、夜間・休日に観察入院から急性期の全身管理まで、幅広く対応する病棟です。外傷・脳卒中・急性腹症・熱傷・敗血症を主に担当し、昼夜を問わず24時間体制で治療を行っています。
ヘリコプター搬送
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|
4月 | 3 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
5月 | 8 | 3 | 2 | 4 | 4 | 1 |
6月 | 3 | 3 | 1 | 3 | 1 | 2 |
7月 | 9 | 2 | 4 | 5 | 1 | 3 |
8月 | 8 | 2 | 3 | 3 | 2 | 2 |
9月 | 4 | 6 | 4 | 1 | 4 | 3 |
10月 | 3 | 3 | 5 | 2 | 1 | |
11月 | 3 | 7 | 2 | 4 | 2 | |
12月 | 4 | 3 | 4 | 2 | 0 | |
1月 | 6 | 1 | 0 | 3 | 1 | |
2月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | |
3月 | 4 | 1 | 2 | 3 | 2 | |
合計 | 56 | 33 | 29 | 33 | 23 | 12 |
救急車搬送
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|
4月 | 345 | 280 | 348 | 380 | 306 | 261 |
5月 | 328 | 283 | 303 | 341 | 350 | 317 |
6月 | 287 | 298 | 328 | 351 | 315 | 282 |
7月 | 323 | 126 | 334 | 396 | 382 | 375 |
8月 | 379 | 266 | 360 | 428 | 403 | 356 |
9月 | 319 | 322 | 289 | 346 | 304 | 288 |
10月 | 327 | 333 | 338 | 354 | 285 | |
11月 | 365 | 340 | 353 | 302 | 322 | |
12月 | 371 | 381 | 400 | 396 | 376 | |
1月 | 426 | 394 | 313 | 422 | 359 | |
2月 | 320 | 287 | 326 | 343 | 301 | |
3月 | 340 | 325 | 338 | 355 | 318 | |
合計 | 4,130 | 3,635 | 4,030 | 4,414 | 4,021 | 1,879 |
自家用車など
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|
4月 | 416 | 447 | 348 | 484 | 402 | 255 |
5月 | 445 | 346 | 402 | 413 | 352 | 321 |
6月 | 361 | 298 | 340 | 336 | 262 | 283 |
7月 | 335 | 183 | 478 | 464 | 366 | 365 |
8月 | 415 | 260 | 529 | 437 | 352 | 304 |
9月 | 381 | 326 | 401 | 340 | 323 | 291 |
10月 | 336 | 320 | 377 | 361 | 307 | |
11月 | 327 | 280 | 327 | 429 | 331 | |
12月 | 337 | 357 | 354 | 381 | 291 | |
1月 | 388 | 355 | 502 | 409 | 293 | |
2月 | 314 | 282 | 305 | 278 | 276 | |
3月 | 347 | 284 | 369 | 349 | 269 | |
合計 | 4,402 | 3,738 | 4,732 | 4,681 | 3,824 | 1,819 |
救急外来受診総数
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|
4月 | 764 | 729 | 698 | 866 | 710 | 517 |
5月 | 781 | 632 | 707 | 758 | 706 | 639 |
6月 | 651 | 599 | 669 | 690 | 578 | 567 |
7月 | 667 | 311 | 816 | 865 | 749 | 743 |
8月 | 802 | 528 | 892 | 868 | 757 | 662 |
9月 | 704 | 654 | 694 | 687 | 631 | 582 |
10月 | 666 | 656 | 720 | 717 | 593 | |
11月 | 695 | 627 | 682 | 735 | 655 | |
12月 | 712 | 741 | 758 | 779 | 667 | |
1月 | 820 | 750 | 815 | 834 | 653 | |
2月 | 635 | 569 | 631 | 622 | 580 | |
3月 | 691 | 610 | 709 | 707 | 589 | |
合計 | 8,588 | 7,406 | 8,791 | 9,128 | 7,868 | 3,710 |
海外医療支援・研究活動実績(2022年~)
支援・活動実績
- 国境なき医師団:ケニア
- 国境なき医師団:スーダン
- フィリピン熱帯医学コース:講師参加
- フィリピンサンラザロ病院:基礎研究
- フィリピン東ビサヤ医療センター:臨床研究
- 長崎大学熱帯医学研究所:基礎研究
- 王立熱帯医学会年次総会:研究発表
活動メンバー
- MSF理事
- ジャパンハート長期プロジェクト参加医師
- 国境なき医師団参加経験医師
在籍中
国際医療支援への取り組み等にご興味のある方は、まずはお問合せ下さい。
救急・国際医療支援室についてはこちら
早川 航一
長崎大学病院高度救命救急センター 救急・国際医療支援室 教授
長崎みなとメディカルセンター 救命救急センター長
卒業年度 | 平成13年卒業 |
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専門分野 | 救急・集中治療全般、頭部外傷、神経集中治療、心肺蘇生 |
担当診療科 ・所属部門 |
救急科 / 救命救急センター |
資格など |
|
山野 修平
長崎大学病院高度救命救急センター 救急・国際医療支援室 講師
卒業年度 | 平成16年卒業 |
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専門分野 | 救急医学、外傷外科、中毒学、臨床栄養学 |
担当診療科 ・所属部門 |
救急科 / 救命救急センター |
資格など |
|
高橋 健介
長崎大学病院高度救命救急センター 救急・国際医療支援室 助教
卒業年度 | 平成16年卒業 |
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専門分野 | 感染症、呼吸器、熱帯医学、国際医療、総合内科、救急医学 |
担当診療科 ・所属部門 |
救急科 / 救命救急センター |
資格など |
|
モットー | 患者さん中心の医療を実践することを心がけています |
平岡 知子
長崎みなとメディカルセンター 救命救急センター 医長
卒業年度 | 平成21年卒業 |
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専門分野 | |
担当診療科 ・所属部門 |
救急科 / 救命救急センター |
資格など | |
モットー |
青木 義紘
長崎大学病院高度救命救急センター 救急・国際医療支援室 助手
卒業年度 | 平成24年卒業 |
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専門分野 | 小児科学、救急医学、熱帯医学 |
担当診療科 ・所属部門 |
救急科 / 救命救急センター |
資格など |
|
モットー | 楽しく生きる。それが明日を作る。 |
菅原 大輔
長崎みなとメディカルセンター 救命救急センター 医長
卒業年度 | 平成26年卒業 |
---|---|
専門分野 | 総合診療 |
担当診療科 ・所属部門 |
救急科 / 救命救急センター |
資格など |
|
モットー | 患者さん目線での診療を心がけます |
立川 温子
長崎みなとメディカルセンター 救命救急センター 医師
卒業年度 | 平成28年卒業 |
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専門分野 | 救急医学 |
担当診療科 ・所属部門 |
救急科 / 救命救急センター |
資格など |
|
※長崎大学病院 救急・国際医療支援室からの派遣で、当院救命救急センターに勤務いただいてる先生方も含みます。
医師等の医療従事者及び学生の見学希望の方へ
当センターでは、随時、医師等の医療従事者及び学生の見学希望者を受け付けております。
救命救急センターの現場を体感し、各種設備やセンター内の雰囲気などを直接ご覧になることで、よりリアルな勤務イメージを持つことができると思います。ホームページだけでは伝わらないことも多いと思いますので、是非その目で確かめに来てください。
見学日時等の詳細は、ご連絡を頂いた後で調整のうえ決定いたします。見学を希望される方は、お電話でご相談ください。
お問い合わせ
長崎みなとメディカルセンター 教育研修センター
TEL:095-822-3251(代表)
研修医の教育について
当院救命救急センターでは、長崎地域における救急医療の中核病院として、内因性疾患から外傷、中毒まで幅広く経験することができます。救急患者のファーストタッチは基本研修医が行い、問診から診断、初期治療までをしっかり学ぶことができ、難しい診断ができたときや、重症の患者さんを救命したときの達成感は他の診療科では経験できません。長崎は離島や僻地が多く、どの診療科を専門にしても、救急患者の初期対応や受け持ち患者の急変対応は必ず必要になります。初期研修医の2年間は今後医師として働く上で非常に大切な期間ですので、当センターでの研修を通して多くのことを学んでもらいたいと考えています。
患者の皆さまへ
新型コロナウイルス感染症が大流行する中、休日・夜間に急を要しない検査目的の患者さんが増加し、緊急・重症の患者さんへの診療に影響が出ています。発熱など、新型コロナウイルスを疑う症状が出た場合でも、急を要しない症状の方は、休日・夜間の救急外来の受診は極力控えていただきますようお願いします。
なお、9月2日から長崎県では、発熱等の症状がある方で、重症化のリスクがない方には、抗原検査キットをご自宅に郵送する取り組みを開始しています。また、症状がきつく診察を受けたい方には、かかりつけ医または診療・検査医療機関の受診を進めています。詳しくは、長崎県のホームページをご覧ください。
発熱等の症状が出た場合は、ご心配のことと存じますが、長崎の救急医療を守るため、皆さまのご協力をよろしくお願いします。
広報物
- 2022年2月に発行した医療機関向け広報誌「MINAMOTO」1号にて、「救命救急センターとしての責務~最後の砦」について記事を掲載しています。以下をクリックすると、紙面をご覧いただけます。
- 2022年4月に発行した医療機関向け広報誌「MINAMOTO」2号にて、「高齢者救急医療に対する取り組み」について記事を掲載しています。以下をクリックすると、紙面をご覧いただけます。
- 2022年8月に発行した医療機関向け広報誌「MINAMOTO」3号にて、「非癌疾患におけるACPについて~急性期病院の役割」について記事を掲載しています。以下をクリックすると、紙面をご覧いただけます。
- 2022年8月に発行した医療機関向け広報誌「MINAMOTO」3号の~支える人、寄り添う人~のコーナーにて、高橋健介先生を紹介しています。以下をクリックすると、紙面をご覧いただけます。